いま自動車テクノロジーの最先端にいるのはWRCマシンだ
--- シュミットさんはF1での経験も積まれていますが、F1とWRCを比べてどう思われますか?
シュミット:率直に言って、WRCの方が自分に向いているね。ドライバーの名人芸には頭が下がる思いだし、我々が担当する電子機器分野においては、WRCはF1よりも複雑で面白い」
--- 一般的には、F1は自動車テクノロジーの最先端に位置すると思われていますが?
シュミット:確かに、空気力学という部分だけをとらえれば、その通りだ。しかし、電子機器分野においては、必ずしも正しい認識ではない。WRCの方がショックや温度といった過酷な環境に耐えなければならないし、ターボエンジン特有の燃焼しきれないガソリンがマフラー内で燃えてしまう問題を解決するために、キメの細かい制御が必要になる。また、路面コンディションも常に変化するので、4輪が確実にトラクションを伝えるためのディファレンシャル
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のコントロールも複雑だからね。
--- では、F1がテクロノジーの最先端にあるというイメージは、どうして生まれたのでしょうか?
シュミット:かつてはそんな時代もあったからです。かつてはF1もターボエンジンを搭載していたから、エンジンの制御という部分では先行していた。いまF1が最先端の技術を誇っているとすれば、空気力学くらいだね。それに、F1はWRCよりもステージの大きなショーだ。プジョーの場合、WRCについては1名のエンジニアがこなすけど、F1では8〜9名が割り当てられる。人数が多ければ、それだけ影響力が大きくなるものだからね。
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WRC用ニューマシン、307WRC登場の舞台裏
WRCマシンをサポートする、コミュニケーション・テクノロジー
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2 ディファレンシャル
タイヤの回転差を吸収し、トラクションを路面に確実に伝えるための装置。
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