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Peugeot Technical Tips
Peugeot Technical Tipsでは、プジョーにまつわるテクニカル情報をお伝えします。
これまでも、そしてこれからも。進化を続ける自動車用シート
木の椅子+馬の毛のクッションがルーツ
クルマのシートは単なる椅子ではなく、その設計や生産に高度な技術が盛り込まれた工業製品だ。そして、クルマのイメージとより調和したデザインの追求のため、また快適性と安全性を向上させるため、今日も進化を続けている。
自動車の黎明期のシートは木製の椅子に馬の毛を詰めたクッションを乗せたもので、ポジションを合わせるときには、まずフレームのネジを外して調整しなければならなかった。このような初期の質素なシートから、クルマのシートは長い年月をかけて着実に進化し、快適性や安全性を追求してきたのである。
まず、クルマのシートが大きく進化するきっかけとなった出来事は、「快適性を備えたこと」だ。快適なシートの登場で、クルマというものに対する人々の価値観は大きく変わった。つまり、単にA地点からB地点へと移動する道具ではなく、快適さを保ったまま移動できる空間ととらえるようになったのだ。
そうなると、人々は自宅のリビングルームでくつろいでいるような快適性を、クルマにも期待するようになる。クルマのキャビンスペースは、そうしたニーズに応え、より快適な空間を目指して進化を続けた。
こうした進化の過程で、クルマに乗り込んだ人がシートに腰かけたときの印象は、そのキャビンスペースの快適性をはかる上で重要なものさしとなった。なぜなら、シートが快適であればあるほど、自宅のリビングと同じ気持ちでゆったりとくつろげるからだ。そこでシートは、乗員がよりリラックスできるよう、固めのクッション、人間工学に基づいてデザインされた背もたれ、肌触りのよいシート表皮などを備えるようになった。さらにシート各部のディテールも、設計段階で十分に吟味されている。今日では、新たな素材をつかったシート表皮や発泡材などの新技術も導入され、内部構造からシート自体の形状変更までも視野に入れた研究が進められているのだ。
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