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Peugeot Technical Tips
Peugeot Technical Tipsでは、プジョーにまつわるテクニカル情報をお伝えします。
プジョーの「秘密基地」ベルシャン・テクニカルセンター
他の自動車メーカー同様、プジョーはテストコースを持っています。生産段階に入る前の試作車は、このテストコースでその性能が磨き上げられる一方、不具合がないかどうかを徹底的に検証されるのです。そうした施設のひとつ、ベルシャン・テクニカルセンターは、ドゥーブ県ヴァランティニエにあるプジョーのソショー・モンベリヤール工場のすぐ近くに位置しています。
プジョー家が代々フランシュ・コンテ地方に居を構えていたため、19世紀初頭より、ほとんどの生産施設はここに設立されました。プジョーの企業活動の中心が自動車関連産業となってからも、ドゥーブ県ソショー・モンベリヤール地区はプジョーの伝統的な「本拠地」のままであり続けました。フランス国内のみならず、世界中に重要な拠点が配置されるようになった今日でも、ここがプジョーの本拠地であることに変わりはありません。 自動車メーカーにとって、テストコースにおける機密保持は、最重要事項となります。そのテストコースが、こうした発祥の地にある工場のすぐそばに建設されたのは、決して偶然の産物ではないのです。
テストコースの年間総走行距離は地球250周分


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人口1万3000人という小さい村、ヴァランティニエは、モンベリヤール近郊のベルフォートの南に位置しています。そしてプジョー・シトロエングループが利用するテストコースを含んだ巨大な複合施設は、ベルシャンの森の中に建設されました。ここなら、森の木々が詮索好きな人の目を遮ってくれるからです。
プジョーは、1962年から、この施設をテストに用いています。今日では、その広さは450ヘクタールにも広がり、テストトラックの延長は30km。施設内では1200人もの人が働いています。ここでプジョーとシトロエンがテストするクルマの走行距離は毎年1100万km、つまり地球を250周まわるほどの距離なのです。地球上で、このコースほどクルマの往来が激しい道はないかもしれません。また1991年には、単なる舗装路以外の実験施設として、厳しい冬の低ミュー路*1をいつでも再現できるコースが、世界で初めて建設されました。このコースのおかげでリアルなコンディションでABSをテストし、実用化することが可能となったのです。  >>次ページ
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*1 低ミュー路
積雪、氷結、あるいは雨などで滑りやすい状態の路面を人工的に再現し、ブレーキ/ハンドリングテスト/トラクション(駆動力)の評価を行うためのコース。「スキッドパッド」とも呼ばれる。
コースは助走路・離脱路のある直線が主体であるが、旋回部を持つケースもあり。
コンクリート研磨・磁器タイル・樹脂コーティング等の特殊仕上げを持つ路面に散水を行い、使用する。ブレーキシステム、トラクションコントロールシステムなどの車輪制御開発に不可欠であることに加え、ドライビング講習やモータースポーツにも多く使用される。
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