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Peugeot Technical Tips
Peugeot Technical Tipsでは、プジョーにまつわるテクニカル情報をお伝えします。
未来のクルマのための新しいエネルギー
温室効果ガスをはじめとする汚染物質の排出を減らすため、自動車業界は石油に替わるエネルギー源を模索している。主な候補は、電気、ハイブリッド、天然ガスだが、これらの多くは100年ほど昔、自動車産業が誕生した頃に既に試されていた。この記事では、まずこれらエネルギー源の歴史を振り返り、その後、PSAプジョー・シトロエンの代替燃料への取り組みと成果にスポットライトをあてていく。

蒸気、電気、石油:自動車産業を前進させた動力源

自動車産業は現在、温室効果ガスをはじめとする汚染物質の排出を減らすため、あらゆる方策を検討している。解決策として有望視されているのは、電気自動車、ハイブリッド・エンジン、そしてバイオ燃料である。これらはどれも革新的な技術だが、まったくの新技術というわけではない。実のところ、これらが最初に注目されたのは19世紀末のことで、内燃機関と平行して発展していた。まずはこれら代替エネルギーの歴史を詳しく見てみよう。
自動車産業の黎明期には、内燃機関を搭載した車と蒸気自動車や電気自動車が並存していた。とりわけ蒸気は、はじめて自動車を動かしたエネルギーの1つである。始動にきわめて時間がかかるなど、いくつもの欠点を抱えていたにもかかわらず、蒸気は19世紀中頃から1930年代まで動力源として使われつづけた。同時期に静粛性をもてはやされていたのが、電気自動車である。
カミーユ・ジェナッツィのJamais Contente(フランス語で「決して満足しない」の意味)など、中にはかなりの高性能を実現した電気自動車も存在しており、1899年には最高速度100km/hを達成する車も出現している。史上初のハイブリッド車が登場したのも、19世紀から20世紀へ移り変わる頃のことである。1900年のパリ万国博覧会で来場者の注目を集めたのは、ガソリンエンジンと4輪すべてに内蔵された電気モーターを組み合わせて走行するフェルディナント・ポルシェ*の試作車、ローナー・ポルシェであった。「ルドルフ・ディーゼルもこの博覧会で、ピーナッツ油、つまり植物から作った燃料で動くエンジンを展示していた」。こう説明するのは、PSAプジョー・シトロエンで技術的、経済的観点からエネルギー消費をチェックしているチームの主任、ベアトリス・ペリエモレーだ。  >>次ページ
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* フェルディナント・ポルシェ
フェルディナント・ポルシェ(1875‐1951)。ドイツの技術者で、数々の発明、とりわけ1930年代に初代フォルクスワーゲン(ドイツ語で「国民車」の意味)を開発したことで有名。
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