小型の大衆車として開発された201は、1930年のプジョーのラインアップを完成させた。最高レンジの高級車で22課税馬力のType 184に至るまで様々なモデルが揃い踏みし、プジョーは以前にも増して顧客のあらゆる要望に応じられる自動車メーカーとなった。そして201はライバル車に真っ向から勝負を挑んだ。斬新でモダンな外観。小さいながらも魅力的で、2.45mのホイールベースが全体のスタイルに心地よいバランス感を与えていた。技術面では、特に目立つような特長はなかった。1,122ccの4気筒サイドバルブ・エンジンを搭載し、最高出力は23 bhpであった。20,900〜21,900フランという価格設定は非常に訴求力があり、たちまち人気に火がついた。折しも、世界大恐慌で多くの家庭が困窮していた時代。その高い信頼性と低い維持費が、家計に苦しむ一般庶民の心を惹き付けた。 >>次ページ |
当時広く知られていたこの写真は、前輪独立懸架式サスペンションの仕組みを分かりやすく示している。
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