| 206、307でのWRCの活躍から1年のブランクを経て2007年、プジョーが再びモータースポーツシーンに戻ってきた。復活の舞台に選んだのはル・マン24時間レースと、全6戦のシリーズで争われるル・マンシリーズ(LMS)。スピードのみならず、耐久性も問われるこのカテゴリーに、プジョーはディーゼルエンジン搭載のスポーツカー908で参戦している。初年度のプジョーチームの戦いぶりを、間近で見つめていたカメラマンの藤原啓氏に振り返ってもらった。 |
| 日本ではあまり知られていないが、プジョーはディーゼルエンジン搭載の乗用車の販売台数は世界一である。そして更なる技術、性能の開発の場としても今回のチャレンジは位置づけされている。92年、93年と905で連覇しているル・マン24時間レースだが、現代のモータースポーツの世界においては10年前の栄光は全く意味を成さない。文字通り手探りの状態からのスタートとなったプロジェクトだ。 |
| そんな状態から出発したプジョーのル・マンでの活動を、筆者が見たレースの現場、開発の現場、そして楽しく愉快なスタッフと併せて少しご紹介したい。モータースポーツに縁がなかった方も、これを機に少しでも興味を持っていただければ幸いだが、更に同じプジョー・ジャポンのサイト内で書いているブログもご覧頂ければより幸いだ。 |
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今から1年前の1月10日、パリの北にある小さなサーキットで、908とドライバーのプレゼンテーションが行われた。フランスはじめ、イギリス、イタリアなどヨーロッパ中から多くのメディアが集まり、注目の高さが伺える。久々に会うスタッフもみな興奮気味。プジョースポールは会社組織なはずだが、みんな社員と言うよりもモータースポーツが好きな連中の集まりと言った方がしっくりくる。WRC撤退からこの日までの一年、仲の良いスタッフが送ってくるメールには、レースに参加できない退屈そうな日々が綴られていた。中にはレースの無い日々に耐えられずに、前年までWRCでタイトルを競っていたライバルチームに転職したのもいる。本当にレースが好きで好きで仕方ない連中にとって、この日はまさに待ちに待った日だったようだ。 >>次ページ |
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カメラマン。主にヨーロッパの新聞、雑誌で活動。 04年のラリージャパンで、プジョースポールの通訳を務める。 車のほか、料理や音楽シーンを撮っている。 欲しい車は207GTi。
* Bienvenue au circuit!
[ル・マン]ブログ |
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