今回ご登場いただく恩賀さんの愛車は、プジョー307 Style Break。購入は2004年だから、現在ほぼ4年間を一緒に過ごしていることになる。ちなみに恩賀さんが最初のクルマを手に入れたのは、いまからほぼ20年前。この307は3台目の愛車ということだから、標準的なドライバーよりもかなり“物持ちがいい”ことになるのだろう。
「クルマって、一緒に色んなところに行って、色んな思い出ができるじゃないですか。だから走るたびに愛着がわいてきて、ずっと乗っていたいって思ってしまうんですよ。20年間で3台という車歴は普通の人と比べてちょっと少なめですが、そうした自分の性格が表れているんでしょうね」
国産コンパクトFRが、クルマ好きにした
その恩賀さんの最初の愛車は、知人から安く譲ってもらったコンパクトな国産FRハッチバック。当時学生だった恩賀さんの足として、このクルマは大活躍した。
「僕にとって初めての“マイカー”だったわけですが、いまの僕にいちばん影響を与えたのは、このクルマだったって言い切れますね。なにしろ軽い。しかもFRだから、運転していて楽しいんです。このクルマに出会っていなければ、こんなにクルマを好きになってはいなかったでしょう」このクルマのオドメーターに8万kmを上乗せした頃、恩賀さんは社会人になっていた。そして次なるクルマ探しをはじめる。
「じつはこのあたりですでに“小さな輸入車”が気になってはいたんです。最初のクルマに乗っていた頃、プジョーには205があったし、シトロエンにはBXがあった。そんなクルマたちを横目で見ながら、次は輸入車でもいいかな〜って」
でも、恩賀さんの決断は、別のクルマに下った。「やっぱり、ちょっと不安だったんです(苦笑)。クルマ通勤がOKという環境だったんですが、輸入車を選んで通勤途中に故障したらどうしようって(笑)。あと、最初のクルマが非力なコンパクトカーだったってこともあって、もう少し大きく、馬力のあるクルマに乗りたいという考えもありました」
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こうして恩賀さんの2台目の愛車に選ばれたのは、新車の国産スポーツクーペ。FRベースのフルタイム4WDというメカニズム、2リッター直6DOHCターボが発揮する200ps以上というパワーは、恩賀さんのクルマ観を一変させた。
「パワーが違うって、こんなに違うのかってびっくりしましたね。走り出しでボディの重さを感じないし、高速域でもどんどん伸びる。最初のクルマは運転の楽しさを教えてくれましたが、この2台目のクーペは、クルマの楽しさの別の面を見せてくれたと思います」
恩賀さんはこの2台目のクルマに13年間乗ることになる。それは、恩賀さんの愛着をそのまま表していた。しかし、このクーペともお別れする日がやってくる。
「買い替えた最大の、そして唯一の理由は、家族が増えたことです。このクーペに乗っているときに結婚し、しばらくは二人でドライブを楽しんでいました。妻も僕同様にそのクルマを好きになってくれていましたし。でも、子供を授かって、考えたんです。これからはチャイルドシートも必要だし、さすがに2ドアクーペで頑張るわけにはいかないなって(笑)。今度は4ドア以上のクルマに買い替えなくちゃって……」
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