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PEUGEOT e-LEGEND CONCEPT 

PEUGEOT e-LEGEND CONCEPT

将来へのマニフェスト

プジョーに退屈というDNAはありません。だから、自動運転を実現してもドライブが単調になることはなく、代替エネルギーへのシフトによって120年に及ぶ自動車開発の歴史が消える事もありません。そんな将来へと繋がる、プジョーのビジョンを示すコンセプトカーが 、PEUGEOT e-LEGEND CONCEPTです。

 

PEUGEOT e-LEGEND CONCEPTは、単に新しい技術を披露するためだけのコンセプトモデルではありません。それだけでなく、希望に満ちた明るい将来を積極的に模索する、プジョーのビジョンを示すという役割を担っています。プジョーにとって、電動化と自動運転は新たなドライビング体験を創造するセンセーショナルな技術であり、退屈とは無縁なものです。

ビジョンを示すスタイリング

プロジェクト中プジョー のデザインチームは一貫して、豊かで美しく、先進的で、そして夢中になれるような魅力をこのコンパクトクーペに与えることを目指していました。室内空間とプロポーションの両面からのアプローチにより、PEUGEOT e-LEGEND CONCEPTのエクステリアは、自動運転やエネルギーシフトを見据えるプジョーの野心やダイナミックさ、時代感覚を表現しています。

新たなドライビング体験を生むインテリア

目指したのは、 たとえ自動運転で走行中の車内であっても心地良く、まるで自宅でくつろぐかのように過ごせること。インテリアは先進装備の数々と、上質なマテリアルのコンビネーションで仕立てられています。

新たなドライブの過ごし方を

さらに機能が付加されたe-LEGENDのi-Cockpit®では、4種類どの運転モードでも、それぞれのモードに合わせてカスタマイズされたドライビングエクスペリエンスを味わうことができます。

4つの運転モード

e-LEGENDには、交通状況やドライバーの状態に応じて使い分けできる、4つの運転モードが搭載されています。

2つの自動運転モード

ソフト:デジタルディスプレイに表示されるインフォメーションを必要最低限に抑えた、リラックスできるモード。
シャープ:ソーシャルネットワークやスケジュール等、乗り手のデジタルアクティビティと積極的に連動するモード。 
2つの手動運転モード

レジェンド:504クーペを思わせる3連メーターを備えた、クルージングに適したモード。インストルメントパネルやドアトリム上など複数のディスプレイに、様々な情報が表示されます。
ブースト:パワフルな電動エンジンによる、ダイナミックで刺激的な走りのためのモード。ディスプレイは1つの大型スクリーンに統合され、ドライバーは運転操作により集中できます。 
e-LEGENDのインテリアは自動運転モード時に、ドライブ・バイ・ワイヤ技術によって次のように変形します:
・ステラリングを折りたたんで収納し 、49インチスクリーン全体が見えるようになる
・フロントシートが倒れる
・両脇のアームレストが自動で折りたたまれる
・大型収納スペースとスマートフォン用の非接触充電スペースが現れる

車両の各機能の操作には、 運転席に組み込まれたセンターコンソールからアクセスできます。自動運転中、乗員は車載のビデオゲーム機で遊んだり、中央の曲面スクリーンやサンシェードのスクリーンで映画を観たりするなど、思い思いの寛ぎ方で過ごすことができます。

100% 電動のドライブトレイン

代替エネルギーへのシフトに対応するというプジョーのビジョンに基づいて開発されたe-LEGENDでは、100%電動のドライブトレインを動力源としています。100kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、電動モーターで800Nmのトルクと340kWのパワーを生み出し、4つの駆動輪に分配します。パフォーマンスとしては、停止した状態から4秒未満で100km/hに達し、最高速度は220km/hにまで到達します。欧州WLTPモードでの走行距離は600km、25分の急速充電で500kmの走行が可能です。非接触充電によって、規格などの制約にとらわれずに充電できることも強みです。

新しいコネクテッド/オーディオ体験

AI技術の先駆者であるSOUNDHOUND Inc.®とのパートナーシップにより、e-LEGENDでは音声認識によるパーソナルアシスタントを自動運転に採用しています。フレーズを口にするだけで、ドライバーは運転モードを変えたり、お気に入りのプレイリストを聴いたり、また車両の電動ドア開閉を行うこともできます。このシステムは、e-LEGENDのデザインを手がけたジル·ヴィダルのデジタル加工された声で応答し、17もの言語に対応しています。

プジョーとFOCALは、今までにないリスニング体験の実現に共同で取り組み、既存の技術スタンダードとイノベーションを融合させて、ユニークなオーディオ体験を創造します。音源を問わず、FOCAL®の音響技術は、それぞれの楽曲を最適な形で再生します。e-LEGENDに採用された、車載サウンドシステムの未来を先取りするこのシステムは、特別な設計によって、まったく新しい2つのオーディオ機能を実現しています。

マッピング:ナビゲーションなどの音声メッセージをドライバーだけが聞こえるように発信し、同乗者はボリュームが下がることなく音楽を聴き続けられる機能です。
ゾーニング: 乗車位置によって音響を個別にカスタマイズできる機能です。乗人同士が互いに邪魔し合うことなく、それぞれ音楽を楽しむことができます。

スポーティーで官能的なルックス

先進技術を凝縮すると魅力的な外観の車になる、ということをプジョーは実証しています。電動化や自動運転など変革をもたらすコンセプトカーの形状をクーペシルエットとしたのは、この車にモダンなキャラクターを持たせることはもちろん、現実的で実用的なサイズとすることでドライビングエクスペリエンスを向上できるからです。新しい電動プラットフォームの登場は、レシプロエンジンの技術的制約を取り除き、設計者に多くの可能性をもたらします。

e-LEGENDのデザインには、プジョーブランドのヘリテージが取り入れられています。それは1968年にデビューし美しいスタイルが評価された、504クーぺのスタイルを解釈し直すということです。504クーペは、滑らかなラインで構成されたスポーティかつ官能的なボディシルエットと、大きなウィンドウエリア、後方に向かって下がっていくキャビンが特徴でした。

 

e-LEGENDのフロントマスクには、3本の鉤爪のようなヘッドライトが504クーペを連想させるかたちで配置されており、独特の表情を与えています。黒いアルミの線が分断するフロントグリルの形状も、504クーペのステンレススチール製バンパーを意識したものです。ヘッドライトの下には各種運転支援機能が収められているほか、バンパー下部のウィング形状が空力性能を高めています。

 

リア側にもプジョーの象徴的な3本の鉤爪を配置し、 各ランプには精密な処理が施されています。リアウィンドウにはマルチリフレクターが装着され、ハイマウントストップランプはリアウィンドウの上端横いっぱいに配置されています。

リア側にもプジョーの象徴的な3本の鉤爪を配置し、 各ランプには精密な処理が施されています。リアウィンドウにはマルチリフレクターが装着され、ハイマウントストップランプはリアウィンドウの上端横いっぱいに配置されています。

ボディサイドはプラットフォーム、ボディ、ウィンドウエリアの3つのレイヤーで構成されており、504クーペのボディとウィンドウの比率を参考にしてウィンドウエリアが広めに取られています。この広々としたガラス面によって、キャビンには十分な光が差し込みます。ホイールアーチは、空間を生かして内向きに広がり、フロント側にはエアダクトが設けられています。またサイドウィンドウを縁取り、カットガラスをはめ込んだリアウィンドウを引き立たせるメタル製のアーチによって、全体のデザインに統一感が生まれています。後部の三角窓の下から室内を覗くと、スクリーンには、各乗員へ個別のウェルカムメッセージと、出発前の充電レベルが表示されます。また、車外の人に対しては、車が自動運転モードで作動中であることが警告されます。タッチ式のドアオープニングスイッチは、サイドウィンドウの中に巧みに隠されています。

ボディの表面は非常に滑らかで、シャンパンカラーの混じったグレーで仕上げられています。車外の明るさに応じて、研磨されたブロンズメタルの表面に周囲の様子が映り、クロームの色が変化します。

 

足回りには、走行性能と信頼性を重視して選択された、19インチアロイホイールとMICHELIN®タイヤを採用しています。

高品質なマテリアル

明るくかつ上品な室内空間を作るため、デザイナーたちは温かみのある素材を選び、冷たいデジタルディスプレイとのバランスを取るように心掛けました。

シート表皮にはベルベットを採用。選ばれたのは、その上質さ故ですが、最新の織物技術を駆使し、滑らかで手触りの良いシルクベルベットを巧みに織り合わせることによって、成形加工のバリエーションが広がっていることも理由のひとつです。e-LEGENDのために特別なデジタル技術を活用して、ベルベットを思わせる光沢のある糸で織り上げられています。この素材は、PEUGEOT 3008と5008にも採用されています。

インストルメントパネルやドアトリムの一部には、HERVET MANUFACTURIER®のパルダオ材が用いられています。再生林から調達されたこのエキゾチックな木材は、ローズウッドや黒檀から作られていた1960年代の家具を彷彿とさせ、黒い木目がシートとフロアカーペットのターコイズブルーを引き立たせます。現代的なこの木材は、PEUGEOT 3008、5008、508 GT(欧州仕様)のダッシュボードにも共通する意匠です。

包み込むような、暖かな室内空間

目指したのは、 たとえ自動運転で走行中の車内であっても心地良く、まるで自宅でくつろぐかのように過ごせること。インテリアは先進装備の数々と、上質なマテリアルのコンビネーションで仕立てられています。

 

キャビン全体のデジタルディスプレイには2つの主要テーマがあります。ひとつはブラックとブロンズのライン模様、もうひとつは木目調パネルのキャビネット類です。これらのテーマが、サイズの異なる16のスクリーンに映し出されます。スクリーンには、乗員の方向に向けられたサウンドバーの下にある49インチの曲面スクリーン、ドアの29インチスクリーン、サンシェードの12インチスクリーンなどがあります。デジタルディスプレイは、キャビンのインテリアになめらかに溶け込むよう、入念に設計されています。センターコンソールから、ロータリーセレクターと6インチタッチスクリーンを使って主な車両の操作系統にアクセスできます。ステアリングの左側にデジタルのトグルスイッチがあり、運転モードに応じて設定できるコンテキストメニューコントロールが装備されています。