世の中を大きく変えた発明、そして、サクセス・ストーリーの数々――自動車の歴史の中でも大きな節目となる素晴らしい出来事の多くに、プジョーの名が残されています。
プジョーは1810年、フランス東部のエリモンクールを拠点に、ジャン=ピエール・プジョー、ジャン=フレデリック・プジョー兄弟による家族経営の製鉄業としてスタートしました。最高品質を示す「ライオン」マークをつけた工具類や、傘、クリノリン、コーヒーミル、自転車など、鉄を材料としたさまざまなプロダクトを世に送り出しました。
アルマン・プジョーはパリ万国博覧会で、「プジョー」の名を冠した最初の自動車を披露しました。エンジニア、レオン・セルポレと共同設計(商品化には至らず)したこの三輪車は蒸気を動力としました。
戦後、最初に生産したモデルが、プジョー203でした。半球形のシリンダーヘッド、V字型バルブを採用した初めてのモノコックボディ。プジョー車で初めて、50万台以上生産したモデルです。
ピニンファリーナがデザインした404は、直線を意識したデザイン。流面形を多用し、モダンさとエレガンスさが心地よく調和したこのモデルは、50年代を代表するモデルとは一線を画しました。1961年に404は初めての直噴エンジンを採用。
1969年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した504は、プジョー車の中でも最も息の長かった商品化モデル(2006年までに累計370万台を販売)です。中流階級の顧客にターゲットを絞ったモデルであり、その耐久性の強さからアフリカと南米で売り上げ1位を獲得しました。
「3.58mにプジョーのすべてを収めました」――このキャッチコピーは、このモデルが世界最小の4ドアサルーン車であることを実にうまく伝えています。
そのスタイルと評価から、数多くの政府要人に愛用されたモデル。604には、ヨーロッパで初めて商品化されたターボディーゼルエンジンが搭載されています。
プジョー・ブランド復活の起爆剤となったモデル。世界ラリー選手権(WRC)でダブルタイトルを獲得し、パリ‐ダカールラリーでも2度の優勝を飾りました。その人気の息は長く、フランスで史上最高に売れ、最も輸出されたフランス車となりました。
1988年に、プジョーにとって2度目になるヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを新型ファミリー・カー、405で受賞しました。
時を超えて愛されるデザインゆえに、コレクター垂涎の人気モデルに。ディーゼルエンジンを搭載した初めてのクーペ(2001年)。
206はWRCで3年連続マニュファクチャラーズタイトルを受賞 。1934年にプジョーが発表した「クーペ・カブリオレ」CCバージョンが復活しました。
洗練かつダイナミックな内外装デザインや卓越したパフォーマンスが称賛を集め、ヨーロッパを拠点に活躍する58人のジャーナリストが選ぶヨーロッパ・カー・
この賞が創設された1964年以降、SUV車としては初の受賞。プジョー車で、ヨーロッパ・カー・
欧州市場などで販売されている商用バンモデルPARTNERがフ
*インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー:1992年に創設された、
2019年に欧州市場で発表され、2020年に日本市場にも導入
評価のポイントは「十分な室内スペースと装備レベルがあり、EV
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